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あっつい。

22時前からねちねちと脚本を書いていた。組み立てを考えに考えたが、うまくまとまらないのでとりあえず書き進めてみることにして……

区切りのいいところでストップ。読み返して、問題が浮き彫りになる。「ああ、ここがダメ」そうして使えそうにないところは全てカットする。

このカットがなかなか辛い。

せっかく組み立てたパズルを全て崩さないといけないというか、別のパズルやんなきゃいけないというか。何にせよ不要なのだが、こいつらは愛すべき無駄であってただの無駄ではない。問題点に気付かせてくれた、だからこれらは愛すべき無駄たち。

しかし不要だ。でも悲しい。うう。

そこでお酒を用意する。ちょっと酔ってしまえば行動は前のめりになる。これを利用して「さらば」と言い放ちその刹那、デリートするのだ。

そうしていちごのリキュールと豆乳を取り出してカクテルみたいにする。

あ、美味しい。豆乳と混ぜたのは初めてだったけど、悪くない。久しぶりに飲んだせいか身体がすぐに暖かくなった。というか、あっつい。あつい。そして睡魔もやってきた。目的のデリートは果たしたが、これはいけない。もう書けない。寝るスイッチが入ったみたいに身体がベッドに引き寄せられる。素早く歯磨きを済ませて……

ただ今ベッドにいます──。

明日は友達が家に来るけど、果たしてどれくらいいるのか分からない友達です。部屋は綺麗にしたけれど……あ、買わなきゃいけないものを一個思い出した。今は雨が降っているようだけど、大丈夫かな。てるてる坊主……。

寝るね。おやすみなさい。