僕は死にたくないらしい

昨晩、友達の家で同期とお酒を飲んだ。みんなで飲んで食ってテレビ見てお絵描き大会して、トランプで遊んで負けた人が一気飲みとかして。まあ酔った。飲みすぎた。

気分が悪くなって、トイレで吐いた。5~6回吐いて幾分スッキリした。

 

でも何故か僕はその場にうずくまってひたすら「死にたくないよ」「生きたい」と泣き喚くように連呼していた。なんであんなふうになったのか、自分でも分からない。

 

自分の心を痛めつけて痛めつけてそうして人の手助けをしていたら僕はもうだいぶ荒んでいたみたいだ。普段はそんなことないのに。

真っ暗闇の部屋にひとり座らせれて一滴ずつ水滴を落としていくような、孤独の中、じわじわと時を刻みながらやってくる絶望。その猛毒をどのくらい吸ってしまったんだろう。

 

何回言ったんだろう。

同じ言葉を連呼する癖があることを僕は自覚している。

好き。

好き……。

好き♥

好き♪

そんな風に色んな言い方でいっぱい言う。それは僕を救うために必要だった。

 

トイレからみんなのいるリビングに帰ってからもそうだった。ポムポムプリンのぬいぐるみを強く抱きしめて顔を埋めて、縋るように何度も何度も言った。「死にたくないよ」「生きたい」

死なないよ、友達からなんかいくつか言葉をかけられていた気がする。僕は呼吸も落ち着かなくなっていた。

生きててごめん、そんなことも言った。生きてて邪魔だよね、要らないよね。

 

とりあえず迷惑かけた友達に謝りたい。

めんどくさい奴って思われただろうな。もう嫌だよ……

 

友達が抱き寄せてくれて頭をポンポンしてくれたのを覚えている。一生誰かにこうされていたい。気付いたら、眠っていて、朝になっていた。

終わりの朝。

 

 

死にたくないと、身体が訴えてきたのかな。まあ奇襲だったよ。精神の中にもう一人の自分がいるとしたら、そいつはきっと俺のことが嫌いなんだろう。自分を大切にしない自分が。

 

死にたくないって

僕は死にたくないんだって!!